トートバッグの持ち手はどのくらいの長さがいいの?持ち手の作り方まで紹介
多様な使い道があり、さまざまな素材で作られているトートバッグは老若男女を問わず人気があります。トートバッグを選ぶ際のポイントとなるのが持ち手の長さです。デザインや容量が気に入っていたとしても、持ち手の長さが自分にとってしっくりと来なければ、使う機会は減ってしまうでしょう。そこで、今回はトートバッグの持ち手に焦点を当てて、選ぶときの基準から自作するときの注意点まで幅広く解説します。
1.トートバッグの持ち手の長さを決めるポイント
前述したように、トートバッグを選ぶ際に持ち手の長さを考慮することはとても大切なポイントです。それでは、持ち手の長さを考える際に、どのようなことに気を付ける必要があるのでしょうか。ここからは、トートバッグの持ち手の長さを決める際にチェックしたいポイントについて解説します。
2.内容物の重量
重いものを手でそのまま持つのは、体に負担がかかります。肩から掛けられるトートバッグに物を入れて運べば、手で持ったときよりも格段に楽に感じることができ、体のバランスも取りやすいでしょう。万が一転んでしまったときでも、荷物をそのまま手で持っているときよりも、けがをする可能性も減ったり荷物が壊れたりする可能性も少なくなります。トートバッグを選ぶ際には、中に何を入れたいかをまず考えましょう。 そのうえで、その荷物の重さに耐えられる持ち手の長さはどれくらい必要なのかを考えていくことがおすすめです。トートバッグは、必ず肩から掛けられる長さの持ち手が必要なわけではありません。場合によっては、リュックやショッパーなど、他にも肩掛けできるバッグを持ち歩いていることもあるでしょう。そのような場面では、トートバッグの持ち手はあまり長くないほうが持ちやすいと感じる可能性もあります。「トートバッグをどのような場面で使いたいのか」を考え、場面に適した使い勝手の良いものを選ぶことがポイントです。 普段から荷物が少なく、スマホや財布、イヤホンといった小物を持ち歩くだけであれば「ワンマイルバッグ」でも十分です。ワンマイルバッグとは、その名の通り1マイル程度のちょっとした外出に最適なコンパクトサイズのトートバッグのこと。軽くてかさばらないので、外出時に邪魔になりにくいでしょう。形状としては、横長や正方形のタイプが多いですが、幅をとらない縦長のものもあります。こちらも用途に応じ、最適なものを選びましょう。
3.何を入れるか
「トートバッグに何を入れるか」によっても選び方は異なってきます。例えば、ビジネスシーンで利用したいのであれば、少なくとも書類が折れ曲がらないような仕様になっていることが必要です。サイズ的には、ノートパソコンやA4サイズの書類などを収納することも想定して、十分に容量のあるものを選ばなければなりません。買い物に持っていく場合は、たくさん買い物をした場合でもひとまとめに収納できて、両手が空くような大容量のものが望ましいでしょう。 つまり、トートバッグを利用するシーンや入れたいものに合わせた容量と、その重さや荷物の量に耐えられる長さの持ち手が付いていることが必要です。中に入れるものが決まっている場合でも、その荷物を「どのようなスタイルで運ぶと楽に持ち運びができるのか」を考慮したうえでトートバッグを選ぶことがポイントとなります。
4.バッグのサイズ
トートバッグは、手からぶら下げるだけでなくハンドルと呼ばれる持ち手に肩を通したりストラップをつけて肩にかけたりして使うこともできます。「重たい荷物を入れる」「両手を空けておきたい」といった場合など、肩から下げたほうが便利なケースもあるでしょう。このとき、重要になるのが持ち手の長さです。自分の肩・腕・上半身の長さやスタイルなどによっては、持ち手のサイズ感がうまく合わないこともあります。いくらデザインが気に入っていても、サイズが合わないとあまり使わなくなってしまいかねません。持ち手の長さと自分の体格を比べて、使いやすいトートバッグを選ぶようにしましょう。 なお、肩にかける場合、脇とバッグの開口部が拳一つ分くらい離れていると、見た目にも使いやすさでもちょうど良いサイズ感になります。持ち手の長さでいうと、50cm程度になるでしょう。手からぶら下げる場合は、足のスネの中腹からやや下あたりまでの長さがベストです。ブランドによっては、最適な長さに直してくれるところもあるので、サイズが合わない場合は問い合わせてみましょう。 「できるだけ環境を大切にしたい」「子どもに環境への配慮を教えたい」と考えている場合などは、このようなオーガニックコットンを使ったトートバッグを選ぶこともよいでしょう。
5.トートバッグの持ち手の長さの目安
ひじ掛けタイプのトートバッグを考えるなら、一般的な体格の人が持ちやすい長さは30~40cmほどになります。横長のトートバッグの場合は約30~35cm、縦長のトートバッグの場合は約35~40cmの長さにすると、バランス的にちょうど良いです。このタイプのトートバッグは、女性が好んで持つことが多く、お財布や携帯電話などあまり重くないものを入れて運ぶことを想定して作られています。肩掛けタイプのトートバッグは、使用する人が「女性なのか」「男性なのか」「薄着のときに使うのか」「コートを羽織ったときに使うのか」などによっても異なります。 なぜなら、使いやすいと感じる持ち手の長さは人によって異なるため、一律には決められていないからです。例えば、メンズコートを着た男性が使うことを想定した場合、50cmほどの長さだと短いでしょう。女性が使う場合は、約50~60cmの長さがあればちょうど良いといわれています。しかし、女性でもダウンコートなど厚手の防寒着を着たときには60cmほどの長さが必要です。
6.どうやってトートバッグの持ち手を作るの?
取っ手は、バッグの中で最も汚れやすい部分です。また、バッグの中で最も力がかかる部分のため、重さに耐えることができる布や革を選ぶ必要があります。重さに強く持ち手として使うのに適した代表的な布は、帆布です。作り方は、持ち手の生地を裏返しに置き、両側から1cmを中に折り込みアイロンをかけます。中心から半分に折って端ミシンをかけ、反対側にも端ミシンでステッチをかけて補強すれば持ち手のできあがりです。 帆布は、厚手のもののほうがより重さに耐えることができます。ただし、厚手のものは縫いにくく普段のミシン針や糸で縫うと糸が切れたり縫い目が粗くなったりしがちです。そのため、ミシン針や糸を太いものに調節することが必要になります。また、二重になった部分は縫うときに厚くなるため、ミシンを手回しするなどして注意深く縫い進めましょう。
7.トートバッグの素材は環境への影響を考慮したものを!
トートバッグを作る際に、バッグの使い勝手だけでなく環境に優しい素材を使うことを検討してみてはいかがでしょうか。トートバッグを作る素材として、オーガニックコットンの生地を利用することで環境保護に配慮した製品を作ることができます。オーガニックコットンは、栽培される前に2~3年ほど化学肥料を使わずに農作物を生産し、認証機関によって認められた土地で手間暇をかけて栽培されたコットンです。また、コットンの栽培過程においても農薬や化学肥料を使わないなど、手間暇をかけて育てられています。 このことにより、栽培過程における土壌汚染や生産者への健康被害を少なくできる点などがメリットです。通常栽培されたコットンもオーガニックコットンも、品質には差がありません。それなら、トートバッグを作る際に持ち手の部分にオーガニックコットンを利用してみるなど、素材にこだわってみてはいかがでしょうか。
8.環境に優しく使い心地も良いトートバッグを
ノベルティグッズとしてトートバッグを作る際、持ち手の長さだけでなくバッグ自体の大きさなども考慮して使い勝手の良いものを作りましょう。トートバッグだけに限らず、日常生活で使うものも環境に配慮した素材を使って作り、そうした製品を使う人が増えてくれば地球環境を守ることにも貢献できます。世間では、トートバッグをはじめとしてさまざまな製品において、リサイクルエコ素材やエシカル素材、サスティナブル素材などを使ったものが作られて販売されている傾向です。また、それらを進んで購入する人も増えてきています。 ノベルティグッズとしてオーガニックコットンを使ったトートバッグを作れば、「環境に配慮した企業」という姿勢をアピールすることにもつながるのではないでしょうか。
まとめ
大小さまざまな大きさがあり、使い道も幅広いトートバッグは男女を問わず人気があり、ノベルティグッズとして適しています。なかでも、オーガニックコットンが素材に使われているトートバッグは、環境に優しいことから注文も増加している傾向です。ノベルティグッズ製作をするなら、オーガニックコットン素材のトートバッグを手掛けている企業に問い合わせしてみてはいかがでしょうか。