トートバッグの使いやすいサイズって?サイズや形状は何を選べばいい?
プライベートでもビジネスでも、幅広いシーンで手軽に使用できる「トートバック」。学生から主婦、ビジネスマンまでさまざまなタイプの人が使っており、親しみを感じている人も多いのではないでしょうか。ただ、ひと口にトートバックといっても形状やサイズはさまざまで、どれを選べば良いのか迷いがちです。そこで、今回はトートバックの形状やサイズ、おすすめの選び方など気になるポイントを徹底的に解説します。
1.「トートバッグ」とは何を指す?
一般的に、トートバッグは持ち手が2本あり、開口部である上部がパックリと大きく開いた四角い形状のバッグを指すことが多い傾向です。サイズに応じて、さまざまな物を入れて持ち運ぶことができ、多種多様な用途で使用されます。この特徴から、「持ち運ぶ」や「携帯」という意味を表す英語の「tote」が名称として用いられるようになりました。基本的には、厚みがあるキャンバスやナイロンといった丈夫な素材で作られることが多く、縦型や横型などバラエティ豊かなデザインがあります。 その歴史は、意外と浅く使われ始めたのは約60年前といわれています。当時は、まだ電気が一般的ではなく冷蔵庫には氷を使用していました。その氷を手早く運ぶために、丈夫な持ち手と生地、たっぷりの収納力を備えて開発されたのが、今でも多くの人に親しまれているトートバッグだったのです。そんなトートバッグを最初に生み出したのが、アメリカの老舗アウトドア用品メーカー「L.L.Bean社」でした。L.L.Bean社が、いまだにトートバッグの人気ブランドとして知られているのは、このような背景があったからなのですね。
2.用途で選ぶ!トートバッグのサイズ・形状
ひと口にトートバッグといっても、そのサイズや形状は実にさまざまです。ペットボトルが数本入る程度のものから、布団も入るような大きさのものまであるので、用途に応じて最適なものを選ぶと良いでしょう。通勤用として使うなら、仕事に欠かせない書類や道具がしっかり入ることが第一条件です。自分が仕事で使うものにもよっても異なりますが、最低限a4サイズが収まるサイズにしましょう。プライベート用であれば、ある程度マチが広く収納ポケットが多くついたものを選ぶのがおすすめです。収納力が低いと荷物を持ち運びにくいのはもちろん、財布やスマホ、ポーチなどがバッグの中で混ざってしまい、使いにくさを感じてしまう可能性もあります。 普段から荷物が少なく、スマホや財布、イヤホンといった小物を持ち歩くだけであれば「ワンマイルバッグ」でも十分です。ワンマイルバッグとは、その名の通り1マイル程度のちょっとした外出に最適なコンパクトサイズのトートバッグのこと。軽くてかさばらないので、外出時に邪魔になりにくいでしょう。形状としては、横長や正方形のタイプが多いですが、幅をとらない縦長のものもあります。こちらも用途に応じ、最適なものを選びましょう。
3.トートバッグを選ぶなら!サイズ以外の判断基準
トートバッグは、サイズや形状以外にもさまざまな点で違いがあります。自分にピッタリな一品を見つけるためには、どのような点に注目すれば良いのか知っておくことが大切です。ここでは、具体的なトートバッグの選び方について見ていきましょう。
3-1.ハンドルやストラップの長さ
トートバッグは、手からぶら下げるだけでなくハンドルと呼ばれる持ち手に肩を通したりストラップをつけて肩にかけたりして使うこともできます。「重たい荷物を入れる」「両手を空けておきたい」といった場合など、肩から下げたほうが便利なケースもあるでしょう。このとき、重要になるのが持ち手の長さです。自分の肩・腕・上半身の長さやスタイルなどによっては、持ち手のサイズ感がうまく合わないこともあります。いくらデザインが気に入っていても、サイズが合わないとあまり使わなくなってしまいかねません。持ち手の長さと自分の体格を比べて、使いやすいトートバッグを選ぶようにしましょう。 なお、肩にかける場合、脇とバッグの開口部が拳一つ分くらい離れていると、見た目にも使いやすさでもちょうど良いサイズ感になります。持ち手の長さでいうと、50cm程度になるでしょう。手からぶら下げる場合は、足のスネの中腹からやや下あたりまでの長さがベストです。ブランドによっては、最適な長さに直してくれるところもあるので、サイズが合わない場合は問い合わせてみましょう。
3-2.デザイン
トートバッグを目にしたとき、最も気になるのがデザインではないでしょうか。オシャレなトートバッグは、それ自体がファッションとして成立するほどですよね。利用シーンによっては、それにふさわしくデザイン性が高いトートバッグを選んだほうが良いこともあります。例えば、バッグの形です。一般的には、縦と横の比率が「1:1.6」を黄金比としており、王室御用達として有名な老舗ブランドでも黄金比を意識したバッグづくりを行っています。より美しいシルエットを印象づけたいシーンでは、この黄金比を意識して選んでみるのもおすすめです。 仕事などきっちりとしたシーンでは、スーツに合うデザインや目立ちすぎないシンプルなデザインが良いでしょう。カラーも、派手過ぎると悪印象を持たれる可能性があるので、ネイビーやブラック、ブラウンなど大人っぽいものが無難です。プライベートなら、ブランドのロゴ入りトートバッグがおすすめです。トレンドでもあり、持っているだけでオシャレなコーディネートになるでしょう。
3-3.素材
トートバッグは、素材によっても印象が大きく変わります。代表的なキャンバスをはじめ、ナイロンから本革までさまざまな素材があるので、着こなしも意識しながら選びましょう。素材は、トートバッグの内側についているタグに表記されているので確認してみてください。カジュアルなファッションなら、キャンバスやナイロンがよく合います。きっちりとしたファッションには、レザーや本革といった高級感を感じさせる素材を選ぶと良いでしょう。ただし、レザーや本革には重量があり、荷物を入れて持ち運ぶと疲れやすいこともあるので注意が必要です。水に濡れると変色したり傷んだりする場合もあるので、慎重に取り扱いましょう。 ナイロンは、水を弾く性質があるので、雨の日でも気軽に使えます。その一方で、熱や紫外線には弱いため、夏場などは注意しながら持ち歩きましょう。
4.環境に優しいトートバッグもある!
地球温暖化やプラスチックごみのなど、昨今は環境問題が取りざたされることも多い傾向です。普段から、できるだけ環境に負荷をかけないよう配慮している意識の高い人もいるのではないでしょうか。実は、トートバッグにも環境問題に貢献できる素材があるのです。それは「オーガニックコットン」というもので、見た目や品質では通常のコットン生地と大きな違いはありません。しかし、通常のコットン生地とは違い農薬をできるだけ使わない有機農法によって栽培されているため、栽培過程で起きていた土壌・地下水への汚染や、残留農薬による健康被害などのリスクを軽減することができるのです。 「できるだけ環境を大切にしたい」「子どもに環境への配慮を教えたい」と考えている場合などは、このようなオーガニックコットンを使ったトートバッグを選ぶこともよいでしょう。
5.環境に優しい素材でオリジナルトートバッグを!
トートバッグは、さまざまな用途で使われるものであり、幅広い年代・性別から親しまれています。そんなトートバッグの素材一つにこだわるだけでも、やがて大きな流れとなり環境問題の解決につながるかもしれません。地球に優しい素材のトートバッグを製造・使用することから、環境問題への取り組みを始めてみてはいかがでしょうか。トランスには、ヒトと環境双方に優しい「エシカル素材」や「エコ素材」を用いたグッズ制作実績が豊富にあります。環境問題への貢献の一環として、まずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
どんなシーンでも、どんな人でも使いやすいトートバッグ。サイズや形状、デザインなどその種類は実にさまざまなので、用途に応じて最適なものを選びましょう。環境問題に興味があるなら、オーガニックコットンを使った地球に優しいトートバッグもおすすめです。レジ袋が有料化されるなど環境問題への意識が社会的に高まっている現代では、きっと使用者への好感度もアップするでしょう。